アリストテレスは

古代ギリシャの哲学者です。彼の『ニコマコス倫理学』には、私たち「人間の究極的な目的は幸福だ」と示されています。

どういうことかといいますと、

人が何かをするのは何らかの目的を達成するためです。そして、その何らかの目的はさらに上位の目的につながっています。その上位の目的は更にもっと上位の目的につながって、、究極目的として幸福があるという考え方です。

例えば、眠いのを我慢して受験勉強するのは、志望の大学に合格する為です。その大学に入りたいのは自分が好きな、あるいは将来必要だと思われる学問をして望む仕事に就く為です。その仕事がしたいと望むのは、高収入だったりやりがいがあったりするからです。高収入を得たいと思うのは豊かで安定した生活がしたいからです。豊かな生活がしたいのは、、、
そうやって目的をずーっとたどっていくと、結局、幸福(になること)という究極的な目的に最後は辿り着くというわけです。

「当たり前じゃん?」と思ったあなた、本題はこれからです。もうしばらくお付き合いください。

 

続 アリストテレス」につづく